ラナ永眠
5月11日、グレートデーンのラナが永眠しました。
享年10歳6か月、グレートデーンとしてはとても長生きをしました。
ラナは出産、そのあと乳腺炎になり、5歳の時に胃捻転の手術を乗り越え、その後も前十字靭帯部分断裂、脊椎症、関節炎、甲状腺機能低下症と病気をしていました。
でも大往生だったかと思います。
開院当初は病院にも来ていました。
その際は皆様にかわいがっていただきました。
病院に行けなくなってからも「ラナちゃん元気?」と声もかけていただいて、大変うれしかったです。
本当にありがとうございました。
ラナの晩年は介護生活でした。
この仕事をしている私ですが、デーンの介護は苦労しました。
大きさと重さと排泄の問題・・・
去年の秋より自力での起立が困難になりました。
粗相することも多くなり、足腰の痛みもひどくなってきました。
しっぽのできものも悪化し、自壊し分泌物や臭いにも悩まされました。
4月に入りベッドから動けなくなり5月には食べることもできなくなりました。
その時、どこまで治療するのか、どこまで介護するのか悩む毎日でした。
この仕事をして、ついつい忘れがちな飼い主さんの気持ちを再確認できた日々だったかと思います。
ラナが残してくれた経験を活かして今後の治療に還元できるよう精進していきたいです。
「ラナ、ありがとう。私は大丈夫です。天国で思いっきり走り回れるといいね。」